2015年9月30日水曜日

あけびの籠



身近にある自然の植物で編まれた籠たち。


目的にあわせて様々な形に淘汰されてきたカゴの佇まいは、そこにあるだけで安心感を与えてくれるような気がします。






竹、籐、あけび、くるみ、山葡萄、いぐさ、柳、マタタビ、、、

日本で使われる素材だけ見てもたくさんの種類がありますが、
手提げかごを選ぶならば、私は「あけび」の素材が一番好きです。

丈夫で頼りがいがあって、繊細な表情も持ち合わせているあけび。



そのなかでも「こだし編み」は、作り手の技がひときわ冴える編み方のように思います。

西陽をあびて、緻密な手仕事の模様が映し出される時間。

しばし見惚れます。


                         こだし編みのあけび籠:SOLD OUT