2015年2月24日火曜日

竹のある暮らし


日本人の暮らしの中で、欠かせない役割を担ってきた「竹」。


家を作るときには壁の下地や天井に使われ、美しい建具にもなり、
ホウキ・かご・ざる・箸・器・耳かきなど、数多の日用品を作る材料にもなってくれます。
日々の暮らしに加えて、農業漁業をするにも、神事や祭礼のときにも、
あらゆる場面で使われてきました。

プラスチック製品が大量に作られるようになってからは、ずいぶんとその役割を譲ってしまいましたけれども・・・。
我が家にも百円均一ショップで買ったプラスチック製品はあります。
便利で経済的なのは、有り難いです。


でもやっぱり、
自然素材とともに暮らすほうが心が和む、
自然に還る素材のほうが安心できる、
そんな気がします。



ツキヒホシではただいま、数種類の竹をご用意しています。


西陣の織り機の部品として半世紀も働き、ツヤツヤに磨かれた竹。(約50cm / 90cm / 190cm )
50cmの短いものには両端に穴があいており、紐が通せるようになっています。





こちらは、古民家の天井裏で百年近く燻されて飴色になった「煤竹」。(約90cm / 約160cm)
珍重される「縄目煤竹」も少しあります。 





きっと色んな使い道があるはず。




突っ張り棒をひとつ、竹に変えてみるだけでも景色が変わります。




竹の活用法、
素敵なアイディアをお持ちの方は教えていただけると大変嬉しいです。





※煤竹は、中程度の洗いをかけてあります。スポンジ等で水洗いしながら磨きをかけていただくと、黒く固まった煤の部分が取れていき、飴色も少し薄くなります。お好みの表情に仕上げてください。

※店舗には竹伐り用のノコギリも置いていますので、お好きな長さに切っていただくことができます。

※突っ張り棒としてお使いになる際は、はめたい場所にぴったりの長さで伐ると、軽いものなら吊り下げることができます。ぴったりに伐れなかったときの長さ調整は、サンドペーパーを使って削ったり、フェルト生地を足す、などの方法があります。